ヒカリクかっこいい日記

※エンドロールまで全部ネタバレ

 

 

 

ヒカリクってまじでかっこいい 

今日はその要旨で作詞した国歌を独唱する

 

 

いきなりだけどヒカリの人生って多分一生茶番 というサビがある。 

まあ聞いてくれ 順番に話すから 

この話をするためにはたくさんカザンの話をする必要がある

 

 

前々から思ってるし言ってるんだけど、ヒカリの朱玄城攻め、ちょっとかっこよすぎないですか?っていう

どこを切り取ってもビジュアル的に映える場面ばかりじゃないですか

自然を味方につけた正面突破、嵐、雷、王子自ら打ち鳴らす宣戦布告の鐘

 

カザンの朱玄城攻め作戦ってちょっと無茶じゃないですか。いくらセキュリティホールがあるからって城門から本丸まで街一つ分距離があるのに正門から突破!!はやっぱり無理があると思う。
戦争は奇襲が基本ですよ。攻め込む前に目立っちゃったら対策立てられておしまいなんすよ。正門はいちばん目立つから正門であるわけで、目立つのを防ぐ(敵の視界を遮る)ための人工砂嵐だったみたいですけど、しかし人工つったって気象を読まなきゃいけないわけで、確実性は低い。

気象を読むのは難しいですよ。現代にスパコンで計算する気象予測すら完璧ではない

カザン氏はあの厳しい砂漠の野営地で一体いつまで風を待つつもりだったのか

 

まだカザンの作戦にケチつけますけど

本当に朱玄城って正面から攻めなきゃいけなかったんですかね。

これは例えばですけど、城内に密偵放って暗殺したほうが早くて確実じゃないですか?

 

なぜソローネは暗殺屋であって決闘屋やカチコミ屋ではないのか。前者だけが商売として成り立つほどメジャーなのはやはり手段として確立しているからでしょう。カチコミが手段になるのはヤクザの抗争等、「その後」がある場合です。敵対組織Aを潰した後で周辺組織BCDとの勢力図にも影響を及ぼしたいときに、威力を誇示する派手な大暴れはパフォーマンスとして効力を発揮するでしょう。一方、ヒカリの敵はムゲンしかいません。少なくとも彼自身は周囲を威圧して征服することも望んでいない。

カザンはぶっちゃけムゲンにも通じてたわけだし、なんなら城内の人間に口利きだけさせて女官に扮装したヒカリを一人で送り込んで寝室で殺すとかも全然ありだと思うんすよね。ムゲンと正面から戦っても勝てちゃうのがヒカリという人材、特殊な駒なのだから、普通~~に考えて、その戦闘能力をフル活用して、極力不意を突いて寝首を掻くのが最も簡単で安全で確実だと思う。

でもそうはならなかった。もしそこに理由があるとしたら何か。

 

キモオタは深読みが大好き。

じゃあ深読みするべ。

 

基本中の基本に立ち返るが、朱玄城に攻め込むのは、当然、ムゲンを殺すためである。ここはカザンではなくオボロにとっても絶対にムゲンを殺さなきゃいけない場面ではある。だって毎日黒血剣を抱っこして寝てるムゲンから黒血剣を没収するのがムゲンの最終目的なのだから。オボロにとってムゲンを殺すことは、ク国の未来とかカザンとしての芝居とか抜きにしてマスト項目である。これ前提の確認ね。

そもそもの発端として、最終的にムゲンを殺したいがために、温厚なヒカリをムゲン絶対殺すマンに仕立て上げたのもオボロである。
オボロはそのために城下の民を焼き殺すようムゲンに進言し、結果として、思惑はその通りになった。ヒカリは怒り、王になると決意し、宣言通りムゲンを殺して王になった。

 

余談1:そういう狙いでもないならわざわざ自国の貴重な資源ともいえる町と人を自分で焼くのって意味がわからなすぎる。信頼してる軍師に言われたからってノリノリでそういうことして愉悦しちゃうあたりムゲンって政治家としてはバカだし無能、こいつに国を任せたらどっちにしろ終わり。そしてそれが本来決まってた運命だった辺りク国はやはり斜陽国家

 

余談2:ク国ってそもそもかなり嫡男世襲ルールが厳しかったんだと思う。母親を殺され、自分も暗殺されかけたことを知っていて、戦場でもその蛮行を度々目にしていて、それでもヒカリが「兄に国は任せられない!」とはならず、当然兄が王位を継ぐものだと思わされるほどの強固な世襲運用。ジゴがヒカリに王位を継がせようとしたのは、ク国を大帝国に押し上げたシゴだからこそできた異例の発案だったのかもしれない。まあ世襲って大概そういうものなんでしょうけど。

だけどどっちにしろカザンはジゴにヒカリを王にすべく後押ししただろうと思うし、なんならいっぺん城下で領主をやらせるよう進言したのもカザンなのでは?とワイは思っとる。カザンが全部謀ってたら嬉しいから。

ヒカリに大事なものをたくさん作らせて、それを最後に全部奪う、マキマさんみたいなカザン

 

 

ク国で長兄以外が王位を継ぐにはそれなりの根拠が必要だった。ヒカリ自身にはそれだけの根拠を自ら作る気力は無かった。城下が燃えて友が死ぬまで。

なんならヒカリには「自分が王になったとて権力を握ったら父や兄と同じことをするだろう」という恐怖もあったかもしれないね 呪われた血を誰よりも怖がってるのがヒカリだったから

そういう無欲で、温厚で、ある意味では臆病で無気力だったヒカリを焚き付け、王になるまでの道を舗装しお膳立てしたのがオボロ

 

 

話を戻す

 

なぜヒカリは“映え”なきゃいけなかったのか。ムゲンを殺すという最大の目的の下で、ムゲンを殺すのと同じくらい、ヒカリが英雄的に活躍するようなビジュアル面の映えもある程度優先されて最後の作戦が立案されたとしたら、それは何故なのか。

ヒカリが主人公のゲームだからと言われればそっスねつって着席するしかないんですけど まあ今日だけは俺を羽交い絞めにしようとする警備員も振り切って起立させてもらうんですけど 私それもオボロというかカザンの作戦のうちだったと思うんすよ

 

オ「こうやって段階踏んでエピソード作って王位を継げば妾腹の第二王子でも国内外の支持は盤石、政権は安泰だろう。…明日が来ればの話だがなァ‼‼‼」←これ

 

俺解釈なんすけど、多分カザンって城下燃やしてから黒血剣取るところまで=ヒカリが王になる過程はマジでちゃんと「ヒカリが王としてク国を統治する未来」のために動いてたと思うんすよ そのために手段は多少選ばなかったというだけで だって世界全部を騙そうと思ったらまず身内から騙して信頼を勝ち取らなきゃいけないからね

ヒカリが王として君臨するためには、そして「(外聞上は)内乱を起こした妾腹の第二王子」というイレギュラーの身でありながら王位を強固なものにするためには、「現王を討った」以外の根拠、つまり王位継承者としての箔が必要だとカザンは考えた。まあごく自然なことだと思う。権力が神授されるためには神に選ばれたと民に周知するだけの説得力が必要。歴史上の英雄や権力者のエピソードにはたいてい尾ひれがつく。

アーサー王は剣を抜き、始皇帝は海神に会った

日本において天皇は敗戦するまで神の子孫だった

ヒカリにとってのそれは一連の華々しい英雄譚だった、という話

 

そりゃ朱玄城攻めも正面突破でかっこいい映画にしなきゃなりませんわな。国民だって嬉しいでしょ、世襲の外から急にやってきて国をガラっと変えようとしてる王様が、若くてイケメンで、その上1章から5章までの重厚な「ストーリー」を背負ってたら

そういう民衆の心理のことも考えて、カザンはあえて、現王暗殺の作戦として確実であることよりも、見た目がかっこいい革命を演出したんじゃないか

、と私は思っている

 

そうして、

 

発端から終幕まで誰かによってお膳立てされた王権簒奪劇 

誰が見ても共感し涙する悲劇とド派手で映える革命戦争

ヒカリが友から託された思いと強い信念を抱いてムゲンを討ったせいでオボロの手に渡る黒血剣 それがもたらす夜

それらの舞台裏を何も知らされず、ただ真ん中で健気に踊っていた王子様がヒカリだった と、全部終わってから知らせるこのゲームの残酷さ

 

黒血ソードとか夜だとかの独自要素の話だけではない。仮にカザン一人がいなくなったところで、ヒカリは王である限り、目立つ限り、これからも常にヒカリを利用しようとする人間に囲まれて生きるしかないだろう。権力を持つとはそういうことである。歴史上において王とか首長とか呼ばれるものが大概そうであるように、ヒカリも結局のところ権力の依り代のお人形として生きるしかない、というだけのこと。それを避けて狡猾に生きるにはヒカリはあまりにも実直すぎる。かつ、ヒカリは絶対に王をやめない。

四方八方多種多様の思惑の糸に雁字搦めにされながらきっと最期まで何かの駒として生きて死ぬことを定められた男 あるいは死後ですらそう 歴史上のあらゆる王と同じく、ヒカリの名前と地位と、彼自身の誠実さによって得た人望ですら、死後骨も残らないくらい利用されつくされるだろう

 

 

そういう意味で、ヒカリの人生ってだいたい常に滑稽で、多分最後まで茶番だと思う。

 

 

 

 

 

 

でよ、ここからが本題なんすけど

 

エクストラで全部の舞台裏の真相がわかって、俺のようなキモオタが「ヒカリくんしんどいかわいそう;;」って可哀そうがってペシコリ申し上げて(※「ペシミスティックにおシコり申し上げてる」の略)気持ちよくなってる横で、ヒカリ本人はなんて言ってたと思う?

 

 

 

この期に及んで、この男って”こう”なんですよ.

 

「俺の人生なんだったんだ」とかじゃなく、「どれほどの友の命が…」なんすよ。これまで自分が命がけでやらされてたこと全部全部仕組まれた茶番だったのに、そのことについては少なくとも表面上は全然嘆かない。

この辺、事の顛末を聞かされたソローネが叫んだのとは対照的に思える。ヒカリはショックは受けても動じない。

ソローネが弱いんじゃない、ヒカリがおかしい

 

そしてこれって茶番によって友が惨殺されたことに対する嘆きと怒りというだけでなく、そういうことをするしかなかったカザンの境遇に対する悲痛の意なんすよ(たぶんね)

あ~あ。お前の負けです。

 

私の中でヒカリ×ク国(相手左右固定)が確定した瞬間

デカすぎる器が そらそうよ 王の器なんだから

 

茶番だとか権力の傀儡だとか、キモオタがブヒブヒふせったーしてかわいそうがるまでもない そんなものとっくに覚悟が済んでいると言わんばかりの威風堂々

たとえ裏切られようと踏みにじられようと、永遠の片思いだろうと、ヒカリが死ぬまで愛して命を賭す相手は国家だけ ヒカリクってそういう男 王たるものの威厳 王の中の王 生まれながらの王

自分の手足に四方八方から誰かの思惑の糸が絡みついて踊らされてることなんか十分承知したうえで、それがどれだけ滑稽なのかも自覚したうえで、それでも、舞台の上で自ら手足をばたつかせることを諦めない人なんだなと思った。

 

 

 

(もうみんな言ってるだろうけど、)オボロとオリの名前が示すのは「揺らぎ」だと思う。

このゲームで繰り返し表現される陰陽の話 昼と夜 月と太陽 希望と絶望 

どちらに振り切ることもできず、濁っているから朧と滓なんだろう。

オボロが明日来るなと思ってたのも本当だし、一方でオリがパルテティオに希望を見てしまったように、カザンがヒカリに希望を見たことだって絶対あったはずなんですよ。おっパルヒカ運命か⁉そんなことは永遠にどうでもいいです

 

でもオボロはもう止まれない。数十年のスケールで計画はすでに動いている。最愛の妹も殺してしまった。

(オリが生きてることをオボロが知ってるのかはわからない、多分知らないんじゃないかなと思う)

 

こういう言い方をするのは、オボロ本人ですら「一点の曇りもなく言えない」からだろう。

オボロだって揺れていた だから最後の演説がああなるし、ヒカリ主人公だった場合の応答もこうなる 

 

ヒ担のオタクとしてこの「…」の部分からヒカリ・クという男の並ならぬ「覚悟」を感じ取り感情が∞になる

 

ここで言い切るのがヒカリクという男なんですよ

 

カザンが希望を見たのと同じように、ヒカリにだって明日を呪ったことがある 絶対ある それでも言い切るんだ だって自らの信じたことを為すしかないのはヒカリも同じだから

オボロと同じく、そして逆の方向に、言い切るのがヒカリクなんですよ

 

我々なんか置き去りにして、ヒカリクの生き様は気高く美しい 

漢の中の漢 お前が王

 

あんたが大将!って書いてあるパーティーグッズのたすきをヒカリクにかけてあげる

この3人似てるから好き

 

 

オクトラ2 聖火消火条件と記者の手記

ただのメモ

大した内容じゃないけど、スクショ貼りたかったので記事にした

 

 

聖火が消える条件は以下の通り(多分)

オーシュット終章→薬狩

テメノス終章→学商

ヒカアグ後編→剣踊

Ex開始→神盗

 

 

テメノスがカルディナを倒すと学商の聖火が消え、クラックレッジに手記がばらまかれる

このときの手記をなるべくX軸左、Z軸手前、つまり近い場所から順番に拾ったときの入手順はこうなる

 

1~10辺りまでは道なりに落ちている。12以降から開けた場所で乱雑にばらまかれているようになる。

このうち 12,13,14 の手記にパルテティオのことが書いてある

 

そして一番奥、ビフェルガンの像の前に落ちているのが13

13の内容がこれ。

ウェルグローブでパルテティオについうっかり本心を喋ってしまったという話

 

オリの明日来るな思想にはまずこの時点で認識に誤謬がある 

・苦しむ人がたくさんいる→せやな

・明日が来なければ(=生存をやめれば)もう苦しまない→そうかもしれんな

(ただし、肉体的死後に何が起こるのか断定できる人間はいないので、これはオリ個人らの勝手な推測である)

・幸せになる手伝いをしたい→活動を停止することによって「不幸な状態をやめる」のであって「幸福な状態に変化する」のとは違うのでは?

「不幸な状態」以外の全てを「幸福な状態」と定義しているならまあ…だが、これらが完璧な二項対立概念ではないことは、皆が体感する通りなのではなかろうか

この辺はベネター的な反出生の議論に繋がってくる問いではある アンナタ(笑)といえば今ネットの巷で若者に大人気だから、ソリスティアの明日来るなマンたちもそうなのかもしれない

昔、こういう主旨で「生誕させられたこと」の被害を主張し母親を訴えたインドの裁判があって、その時の主張はこの「(生誕と非生誕の)価値の非対称性」によって退けられた、みたいな話をwikiかなんかで読んだことある気がする wikiだったかな〜なんかジャンクな媒体だった気がするな 真に受けるな

 

そんなことはまあいい

遺跡の入り口から手記を一ページずつ破いて捨てて、それでも最後まで、このパルテティオのページだけは捨てられなくて、握りしめて、これから自殺するその直前に、ビフェルガンの像の前に佇んだオリ

 

ふ~ん……

 

ブコメの鈍感主人公みたいなこと言ってる

 

 

ところで「明日が来ないようにする」って物理的にはどういうことなんだろ

地球の自転を止めて環境をおかしくして今いる生物死滅させるとかそういうやつかしら でもその前にそんな急に自転を止めたら慣性で生物全員吹っ飛んで死にそうだな 既に多少遅くなってるとはいえ…

ク国石油が出る説

※注:オクトパストラベラー2、ヒカリシナリオとパルテティオシナリオの内容及びパーティーチャットのネタバレが含まれる

※注:素人によるゴリ押しのこじつけなので、鼻で笑って読むように

 

 

モンテワイズにこういうことを言っている人がいる。

 

大地を調べている鉱物学者。時代によって陸地は大きく変動すると主張。各地の鉱物を採集、比較することで太鼓の世界の形を把握しようとしている。

ソリスティアにもプレートテクトニクスが生まれようとしているらしい。

現実世界においてウェゲナーが初めて大陸移動説を唱えたのが1912年、一方でワットが改良型蒸気機関で特許を取得したのが1776年だから、時代感を合わせて考えてみるなら、この学者の先生はかなり先駆的なのかもしれない。

というわけで、これを免罪符にしてもう少し妄想してみる。

 

 

ワイルドランドの土が赤い。

 

土が赤いということは、酸化鉄が多く含まれているということである。
なぜワイルドランドの土は赤いか?
恐らく、ワイルドランドのイメージは西部劇、つまり西部開拓時代のアメリカである。

ワイルドランドには切り立った崖が多いが、あれはしばしば西部劇の舞台にされたモニュメントバレーのイメージから引っ張ってきているんだろう。

(コンポーザーの西木さんもワイルドランドの楽曲には西部劇をイメージしたと言及している。)

www.youtube.com

 

ヨーロッパから大西洋を渡ってアメリカ大陸に移入した人々は、やがて国家として独立し、領土拡大のために東から西へ、海岸から未開の荒野へと開拓を進めていった。

北アメリカ大陸の中央部分は安定陸塊、つまり先カンブリア時代から大きく動いていない地面である。先カンブリア時代光合成の名残で土壌に酸化鉄が多く含まれるから、アメリカ内陸部の荒野は土が赤い(一説)。                                  

 

一方、オアーズラッシュには火山があって銀が採れる。銀の鉱床は火山活動によって生成されるため、新期造山帯に位置する場合が多い。つまりオアーズラッシュ周辺は新期造山帯である可能性が高い。


以上からソリスティアの地理を類推すると、こう


ワイルドランドが安定陸塊であるなら、オアーズラッシュを通る新期造山帯は南北を通ってはいないだろう。

ヒノエウマとリーフランドの文化の隔絶も気になる。それぞれの地方の中心であるティンバーレインとク国を結んだ中心点でなく、西海岸でもなく、東に逸れたリューの宿場が交易地となっているのは何故か。なぜティンバーレイン兵と移民の紛争の前線はサイの街付近なのか。そこにはティンバーレインとヒノエウマを直線で結ぶことのできない地理的な事情があるのではないか。

とすれば、考えられる可能性の一つは、「二つの地域を山岳地帯が隔てている」、といった場合である。人の通行しやすい平野が主に東側にあるために移民の衝突も東側で起こる。逆に武器の密輸入は多少無理をした行軍ルートを経てウェルグローブで行われるのである。オアーズラッシュを通って西大陸を東西に隔てるように山岳地帯が存在するとすれば、これらにも説明がつく。(ついでにヒノエウマ全土が砂漠がちな理由にもなるかもしれない。低緯度地帯で海から入る湿った風をことごとく遮ってしまうから内陸全土が乾燥する。)

ヒノエウマの川とリーフランドの間の虚無地帯が実は山脈なのではないか、という説

(※注:厳密には、造山帯=山脈ではない。造山帯の存在は山岳地帯が生じる一因となるだけである。ここまで、そしてこれ以降の記述も、その多くはあまりに素人感想であり、こじつけが過ぎるお粗末な代物であるのだが、今日は俺個人が楽しい妄想の話をしたいのでスピードとグルーヴ感を重視してこのまま突っ走ることとする。)

 

 

 

さて、ここからが本題である。

石油とは何か。

 

石油、石炭、天然ガス等の化石燃料の成り立ちについて現在有力な仮説は、太古の生物の死骸を原料とする有機起源説である。海の底などで降り積もった有機物が地層に閉じ込められて熟成され、化石燃料となる。

 

油田の形成には5つの条件が必須であるとされている。その条件とは、

 

①良質な根源岩(有機物の層)の生成とその熟成

②高い孔隙率を持つ貯留岩(石油を貯められるようなスカスカの構造を持つ地層)の存在

③トラップ(石油の貯まりやすい場所)の形成と油の集まるタイミング

④トラップまでの油の移動経路

⑤帽岩(石油がそれ以上地上へと移動するのを防ぐ不浸透性の岩石の存在と保存

 

以上の5つである。

このうち、トラップとなるような隙間は、地層が褶曲することによって生じる。地層を褶曲させるような地質構造活動が活発な地域といえば、例えば、新期造山帯のふもとである。山がせり上がることによって地層が曲がり、石油の貯まる隙間ができる。

言いたいことはお分かりか。

 

discordで興奮するキモ・オタク(当時未クリア)



……といったことを妄想しながらヒカリ3章くらいまで遊んでいたら、その後さらに激アツすぎる情報が作中からもたらされてしまった。


ク国では岩塩が掘れる。マジで言ってる?

 

ク国周辺がかつて海だった=有機物の層が存在する可能性を示唆する、というだけではない。未開のク国で(失礼)軍師が助言するだけで事業が動いてサクっと掘れる程度に掘りやすい、地表近くに岩塩層が存在するのである。

大地が動く程の太古の海の塩がなぜ地表で採掘できるか? それは、塩自身が地表へと動いているためである。

 

Salt Glacier, Zagros Mountains

出典:NASA Earth Observatory (Public Domain)

岩塩ドームと呼ばれる構造がある。その名の通り岩塩が地中から地表へ隆起しドーム状になった地質構造である。

岩塩ドームは昔から世界中でよく研究されてきた。なぜなら、岩塩ドームのある場所にはしばしば油田が存在するからである。

 

岩塩は構造運動を受けなければ平らな地層として地質中に存在するが、褶曲運動を受けるとドームを作る。岩塩層は他の岩石の地層より軽いため、浮き上がりやすい。

更に、岩塩には浸透性が無い。岩塩層の上に根源層が存在し、かつそれが褶曲して盛り上がった場合、上記の油田の条件のうち①、③、④、⑤を満たす状況が完成する。

 

出典:Salt dome trap - By MagentaGreen - Own work, CC BY-SA 3.0 

 

1901年、米国はテキサス州の岩塩ドーム「スピンドルトップ」において、ボーリングによる調査が行われた。すると掘削347mの地点で1日あたり10万バレルの大量の原油が噴出した。この発見によって米国の石油産出量は当時トップのロシアを抜いて一気に3倍に増大したという。

 

パルテティオによって産業革命が世界中に配られた以上、次に起こるのは必然的にエネルギー革命である。現在採掘している燐石炭やら何やらでは足りなくなる時代が間違いなく、すぐに来る。

(実際の石油の採掘にはかなり高度な技術が必要で、もうちょっと時代を下ってから成立するのだが、そういった困難を乗り越えて利潤を追求してきたのが人類である。産業革命が世界中で同時に起こってしまえばその需要は更に高まり、技術開発までのスパンも圧縮されるだろう)

石油が出てしまえばク国は資源に乏しい貧民国から一気に資源大国へと逆転してしまう。この資源を使ってヒノエウマが平和に発展していければよい……が……

 

 

 

 

 

 

 

 

(※ここから先は萌えの話↓↓)

 

……とはいっても難しいかもしれない。例えヒカリの治めるク国だけが戦争を回避しようとしたとしても、石油の出る土地をめぐる周辺諸国や部族間の争いは防ぎきれないかもしれない。ただでさえク国は周辺の支配を放棄してしまったし、旧ク国の邪知暴虐のせいで領土主張がグチャグチャになってる可能性もある。

さらに言えば、脅威はヒノエウマだけではない。ヒノエウマより発展したティンバーレインや東大陸の企業が先に石油メジャーを作り上げ、未開のヒノエウマから利潤を搾取しようとするかもしれない。実際メキシコやイラン等の産油国が欧米のメジャーから石油資源を取り戻し国有化しようとし始めたのは20世紀も半ばになってからである。

 

……するとどうなるか

「ある意味自分が産業革命を広めた負の側面としてヒノエウマの情勢がどんどん悪化していく中、抑止力としての強力な兵器の輸入を勧めながら自らも悲痛の表情を浮かべている大商人イエローウィル(54)と、それに苦悶するク国王 (51)が、決着のつかない密談の合間に、王城の客間で二人でワインをあけて寂しそうに笑ってる様子」とかが見れるってワケ……

 

まじでこの萌えツイをするためだけにここまで書き溜めた妄言を公開した

公開したから満足した おしまい

 

 

 

 

参考

泊次郎『プレートテクトニクスの拒絶と受容 戦後日本の地球科学史』 2008 東京大学出版会

西川有司『おもしろサイエンス 地層の化学』 2015 日刊工業新聞社 

田近 英一(監修)『Newton大図鑑シリーズ 地学大図鑑』 2021 ニュートンプレス

Roslynn D. Haynes 『図説 砂漠と人間の歴史 』 2014 原書房

独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構 石油・天然ガス資源情報

https://oilgas-info.jogmec.go.jp/index.html

 

 

攻略本持ってる人向け 各人ミニゲーム能力

攻略本にスコア書いてあったので、そのまんまグラフにした

 

まず玉入れ能力

玉入れ

※みちひかを追加


・柊ヘロヘロで草 本多よりも下?

・七ツ森が回避能力だけ突出してんの笑う ゴム人間みたい

・本多の「妨害優先度1」に不覚にもホロ…となった いいやつすぎない?

・KOA颯砂の貫禄は流石 

回避能力だけ低いのは体がでかいからか 下手に避けるより当たったほうが早いのか

・風真颯砂氷室御影の運動パラ要求組は要求するだけの能力を備えており説得力がある 

・風真と氷室の対称性、萌え

・御影も流石に寄る年波には勝てないか

・いや柊御影よりヘロヘロで草

・柊の妨害優先度3、低いと見るか個人の能力に対して占める割合が高いと見るか

・柊とみちるで移動速度のみ1ポイント差 柊とみちるはほぼ同じ強さ

・ひかる、作中最強ランク

 

 

次に枕投げ

枕投げ

・いや柊ヘロヘロで草

・やはり回避能力突出の七ツ森も草

・溜めを優先して全体攻撃を繰り出す本多の戦略は理に適っている

・一方柊の必殺技はその「頼むからじっとしててくれ」感でも有名であり……

・颯砂が敵だと明らかに勝つのに苦労する感覚には覚えがある 球数と球速と移動速度

・ここでも颯砂は回避だけ苦手らしい やはりパワーキャラ扱いか

・教頭召喚は比較的レア

・合計したスコアだけ見ると一番大きいのは風真だが、溜め優先度のスコアは同列に合計処理していいものなのか疑問 球数と球速と移動速度の方も重要だと思う

・みちるより枕投げ弱い柊

・ひかる、こちらでも最強ランク

 

 

攻略本には玉入れと枕投げのスコアしかなかったが、綱引きと二人三脚にもあきらかに内部で何らかの計算があるように感じる。綱引きは主人公の運動パラがそこそこあるときと0のときで手ごたえが違うし、私の場合は颯砂と二人三脚すると颯砂が加速しすぎて操作が追っつかずに転んでしまい1位を逃すことがよくある 普段柊周回に慣れているのでそのギャップも原因かも